2017-07

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このブログはオティークが好き勝手にいろいろなことを書いていくブログです。 ブログ内には鬱っぽかったりわがままでイライラする内容がてんこ盛りです。 タイトルとカテゴリに小説と入っているものは夢小説なのでご注意ください。 著作権はオティークにあります。夢小説は大変痛々しい内容となっております。 カテゴリ「小説」「読書」「ゲーム」「DVD」はもろネタバレです。ご注意ください。 読んだ上での苦情は受け付けません。しかし誤字脱字等の指摘は歓迎いたします。 注意書きはオティークの判断で加筆修正される場合があります。 2012.2.09

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さよなら


有名なエロゲ「さよならを教えて」を全ルートプレイしましたよっと。

うん。さすがファナティックアドベンチャーと自称するだけのことはあるは。

主人公は教育実習生と自分で思っているただの精神病患者なのだけれど、永遠に終わらない黄昏の世界で女子生徒(と主人公が思っている)であるヒロインたちとキャッキャウフフする、という内容。

まあ、なんというか、言葉では上手く言い表せないから、kwsk知りたい人は自分でプレイするか考察サイトとかを見るといいと思う。


えーと、ネタバレ注意ですん









このゲームをプレイすると、まずは主人公とそれを取り巻く世界に対して圧倒的な違和感を感じる。

まあ、それも仕方のない話で、主人公は精神病患者(多分統合失調症だと思われる)で、主人公が学校だと思っている場所は精神病棟で、主人公が生徒だと思っている女子生徒は(睦月以外は)全て主人公の妄想だからだったりする。

主人公の妄想とはいっても、妄想の核になる物質はあるようで、

高田望美 → カラス
田町まひる → 猫
上野こより → 人形
目黒御幸 → 人体標本

と、それぞれの物質に対して主人公は女子生徒の幻影を見て、その幻影と会話なりセックスなりしているという・・・。

唯一巣鴨睦月だけは実在する少女で、作品内では別格の扱いになっている。というか主人公のなかではなかば神格化されてる。

で、下手なりに考察してみると

実在する睦月以外のヒロインは、それぞれ主人公の一部が投影されているようにおもう。

望美は「殻に閉じこもり外に怯える自分」
まひるは「過去の自分」
こよりは「理性」
御幸は「知識と自意識」

と、それぞれこんな感じなんじゃないかなと。

そしてメインヒロインである睦月は「現実・外の世界」の象徴なんだろうなーと。

ただまあ、作中での睦月とのやりとりは多分に主人公の妄想が入り乱れているから、まあ、願望も入っているのかも。

で、それらすべてが女の子として具現化するのは、おそらく主人公のなかの女性に対するトラウマや心的圧力によって形成された歪んでしまった諸々の感情故になんじゃないかな・・・・

EDの精神科医のとなえと主人公の姉である瀬美奈との会話でわかるのだけれど、主人公は姉の下着を盗みだしたことがあり(しかも複数回)、その挙句に家族会議になってしまったと。

姉の下着を盗んだり猫を殺したり・・・・なんていうか、サイコパスっぽいところもちらほらと・・・・

まあ、それはともかくとして、姉の下着を盗むということは、一番入手しやすいところから手に入れたわけで、主人公は外の世界の女の子と接するのが苦手だったんじゃないかと思うのです。

主人公の人付き合いの苦手っぷりは御幸の性格にそのまま投影されており、自意識過剰でいつも劣等感を感じていて、その劣等感を払しょくするために勉強したり読書したりして知識や理論で武装する・・・・。うーん、耳が痛い。

で、そんな性格だから彼女なぞできるはずもなく、肥大した性欲に突き動かされて姉の下着を盗み、挙句家族会議になったと。自業自得とはいえトラウマものですな。

そして主人公は罪を告発した姉を憎んだ。普通は罪を犯した自分を顧みるんだろうけど、主人公は幼少時より姉に抑圧されていたり、両親に姉と比較されたりしていた積もり積もったものがあったんだろうね。

そんでもって、主人公は女性にたいする恐怖心と憎悪と愛情(とは少し違うかもしれない。女性を求めてやまない気持ち?)が入り混じって女性に対して歪んだ認識や欲求を抱くようになるんだな。

それと同じく、両親(とくに父親?)からの抑圧。
優秀な姉と常に比較され、両親ともに教師であるから教師にならなければいけない、というプレッシャー。そして生来の生真面目さ。

睦月√のこよりとの会話で

「教師になりたいなんて思ったことは一度もない。教師にはならなければいけないものであるしそうあるべきもの」(うろ覚え)

というようなことを主人公は独白しており、この「教師になること」の抑圧は相当根深いものみたい。

で、そういった女性に対する歪んだ感情と自分自身に対する心的圧力の影響で精神を病み、妄想の世界の住民になってしまったと。

作中、主人公は徐々に激しい狂気に囚われていき、最初は普通に接していたヒロインたちに対して次第に無理矢理犯したり壊したり殺したりする。でも、主人公は罪の意識をほとんど感じることはない。それはそうだ。主人公が犯したり壊したり殺したりしてるヒロインは全て妄想の産物なのだから。

この辺はさっき言った女性に対する歪んだ感情の発露といえる。

読んだことはないが、睦月以外のヒロインは主人公の昔好きだった女の子の姿だそうで・・・・

その辺が色濃く反映されているのだろう。



そして、この作品のタイトルは「さよならを教えて」なわけだが、こうして考えると主人公がなにと「さよなら」したがっているか、各ヒロインが呟く「さよなら」の理由が少しはわかるかも・・・

望美 → 自分を抑圧し保護する殻からの脱却
まひる → 過去の自分からの脱却
こより → 理性の棄却
御幸 → 自意識過剰からの脱却

こんな感じだろうか。

ただ、メインヒロインたる睦月はすこし勝手が違って、睦月√をクリアすることで追加される瀬美奈ととなえの会話テキストだと、睦月と交流することで主人公の精神状態が治っていくんじゃないかということが示唆されているから、結局は主人公は現実と向き合うことでしか本当の意味で幸せにはなれないんだろうなーと。

妄想の世界での睦月に「さよなら」といわれたということはその妄想の世界からの脱却を主人公もおぼろげに望んでいるのではないか・・・と思うわけです。



さて、長くなったけどもう少し。

私は、このエロゲ、単に狂気を描いただけの作品とは思えないのですよ。

実は「昨今氾濫しているいわゆる泣きゲーというものにたいするアンチテーゼなのではないか」と。

考えすぎかな?w

でも、

・主人公に簡単に体を許すヒロイン(それも複数)
・主人公の手の届く範囲で助けられるヒロイン
・主人公にだけ心を許すヒロイン

っていうのは、昨今のエロゲーやギャルゲーによく言えることなんじゃないでしょーか。

現実的にはそんなことは起こりえないし、起こりえたとしても妄想のなかだけ。

作品内でも、睦月√以外で進めると睦月から

「先生(主人公)は、不幸だったり傷ついている子を助けることで自分が大きくなったようで嬉しいんですよねw」

みたいなことを言われる。

それはいわゆる「泣きゲー」をプレイしているプレイヤーの心理なのではないだろうか?

可哀想なヒロイン、傷ついたヒロインが主人公(プレイヤー)の助けで立ち直っていく。あるいは主人公(プレイヤー)の手によって蹂躙されさらに傷つく。

全てはプレイヤーの判断に委ねられており、プレイヤーは自分が好きにできる対象に対して神様になったような愉悦を覚える・・・・・。

そう考えると、今作「さよならを教えて」は奇ゲーではあるものの、やってることはそこらのエロゲーと変わらないのではないだろうか。ただ、物語の舞台が多分に現実に近いだけで。

そして、主人公は睦月END以外では救われない。

これは製作スタッフからの「救うべき少女たちはみな妄想でしかなく、いくら可哀想な少女たちを救ったところでそれは欺瞞と自己満足のもとのオナニーでしかない」というプレイヤーに向けたメッセージではないだろうか。



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Author:オティーク
初めまして。オティークと申します。

ボーダーのなりそこない系メンヘラ屑女です。
ついでにネット中毒

実は結婚してたり。
まあ、おんぶにだっこのごみくずですが・・・・orz

これだけでは何なので、もっさりと自己紹介でも

好きな食べ物・・・・・スープ系の食べ物が大好きです。tkスープ系なら何でも。あとはおつまみ系・お漬物・魚卵等々。麺類も好き。そして果物。

嫌いな食べ物・・・・あんま好き嫌いはしないけど、強いて言うなればしめさばみたいな酢のにおいがきつい奴かな・・・。めかぶは食感が嫌い。

好きな飲み物・・・紅茶(フレーバーティーとかって美味しいよね)・炭酸水

好きな生き物・・・・ぬこ!ぬこおおおおおおおお!11

趣味・・・・ネットサーフィン・読書・特撮・DVD鑑賞・タロット占い・ゲーム・寝ること・食べること(ピザ並感)

好きな本・・・・夢十夜、ドグラマグラ、レベル7、オジいサン、ルポ・ドキュメンタリー系 等々浅く狭く

好きな漫画・・・なるたる・ねじ式・寄生獣・むこうぶち・ASTRAY

好きな映画等・・・ヤン・シュバンクマイエル全般・ウルトラQ・初代ウルトラマン・ゴジラシリーズ全般

好きなゲーム・・・・大神・キラー7・キングダムハーツ・スカイリム・テトリス・WoT

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補足・・・どうしようもないゴミ屑です。構ってくれるときっとうれしいです。

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