※注意書き※
このブログはオティークが好き勝手にいろいろなことを書いていくブログです。 ブログ内には鬱っぽかったりわがままでイライラする内容がてんこ盛りです。 タイトルとカテゴリに小説と入っているものは夢小説なのでご注意ください。 著作権はオティークにあります。夢小説は大変痛々しい内容となっております。 カテゴリ「小説」「読書」「ゲーム」「DVD」はもろネタバレです。ご注意ください。 読んだ上での苦情は受け付けません。しかし誤字脱字等の指摘は歓迎いたします。 注意書きはオティークの判断で加筆修正される場合があります。 2012.2.09
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もう記憶もおぼろげ
やっぱり読んだ端から書いてかなきゃだめだよね。
『車輪の下』
ヘルマン・ヘッセ 著
高橋健二 訳
新潮文庫
約220p
言わずと知れたヘッセの名作。
純粋な少年であったハンスが周囲の期待に応えつつ押しつぶされながらも名門である神学校に入学し規則まみれの生活に精神を病んでしまい、見習い工として出直そうとするものの酔っぱらって川に転落して溺死してしまうという、救いようのない話ではあるのですが。
人間(特に子供)を必要以上に抑圧してはいけないってことなんだろうなあ。
ハンスには甘えられる存在もなかったみたいだし。
精神病を患ったのは神学校に入ってからだけど、その片鱗は村にいたときから見え隠れしてたし。不眠とか食欲不振とか。
その辺になぜ誰も気づいてやらなかったのかってね。
まあ、気付いた人間がいたのがハンスが死んだあとってのがまた。
『魔法使いの弟子』
ロード・ダンセイニ 著
荒俣 宏 訳
ちくま文庫
約356p
うーん・・・なんかよくわからない話だったは。
タイトルに魅かれて読んでみたはいいものの・・・・・
「魔法使いの弟子」とはいうものの主人公は別に魔法を使う訳じゃないし、ヒロインは故郷に帰れるわけじゃないし、全体的に「で?」っていう。
『森の惨劇』
ジャック・ケッチャム 著
金子 浩 訳
扶桑社ミステリー
約396p
ベトナム帰還兵を題材にした作品。
帰還兵であるリーはPTSD等のため娑婆では生活ができず、人里離れた森の中でマリファナを栽培して生活していた。そこへ何も知らない人気作家ケルシーとその仲間たちがキャンプに訪れ、マリファナ畑を見つけてしまう・・・
とまあこんな感じれす。
ベトナム戦争から帰還した兵士は総じて問題を抱えていたそうな。
それはPTSDだったり、周囲からの冷たい目であったりするのだけれど。
この作品のリーも同く問題を抱えていて、強烈なフラバによる幻覚幻聴人間不信アルコール中毒等々とてもじゃないけどあの時代の娑婆では暮らせないだろうとおもうよ。
そういったケアが充実してる現代ならともかく・・・・。
これだけでもややこしいのにもっとややこしい人間関係を抱えてるのが小説家のケルシー。美人で有能な嫁がいるのに若くて美人モデルで性格もさばさばしてる愛人が嫁公認でいるっていう爆発しろな感じですが。
まあ、ケルシーは気付いてないけど、嫁のほうは愛人に対して友好的に接してはいるけど内心苛々してるっていうね。そこに嫁と仲の良いケルシーのマネージャーとかドクズなケルシーの友人とかが加わってしかもリーが殺気立たせて守ってるマリファナ畑を見つけてしまってさあ大変。
『隣の家の少女』よりも毒は少な目だけれど、切ないしやるせないことはかわらない。リーに感情移入してしまうが故だけれど。
『隣の家の少女』
ジャック・ケッチャム 著
金子 浩 訳
扶桑社ミステリー
約416p
ああ・・・これ感想書いてなかったんだ・・・・
これは、なんていうか、えぐいわグロいわで精神衛生上あんまりよろしくない作品だったりする。
だから、読む人は注意してくださいな。
舞台は田舎?なのかな。10件くらいの世帯が密接に暮らしている。そういう土地。
主人公の家の隣にメグとスーザンという姉妹が引き取られてくる。姉妹の両親は事故で無くなってて、身寄りが隣の家しかなかったみたい。
で、主人公はメグに一目ぼれをするわけだけど・・・・
隣人のルースはメグに対して冷たく当たるようになり、徐々に折檻も苛烈なものになっていく。
この折檻の描写がもう、アレで、どうしようもない、どうにもならない感じで、あばばばばばばば
主人公の心理描写も凄く残酷で、なのに誰の心にもあるようななにかで、それに気づいてまた鬱になるという・・・・・
まあ、アレですな。
読む場合は自己責任で
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