2017-05

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このブログはオティークが好き勝手にいろいろなことを書いていくブログです。 ブログ内には鬱っぽかったりわがままでイライラする内容がてんこ盛りです。 タイトルとカテゴリに小説と入っているものは夢小説なのでご注意ください。 著作権はオティークにあります。夢小説は大変痛々しい内容となっております。 カテゴリ「小説」「読書」「ゲーム」「DVD」はもろネタバレです。ご注意ください。 読んだ上での苦情は受け付けません。しかし誤字脱字等の指摘は歓迎いたします。 注意書きはオティークの判断で加筆修正される場合があります。 2012.2.09

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ミニラのSS的な何か


 「ヘドゴジはミニラが成長した姿説」を聞いて妄想が爆発したので書いてみた。
 駄文です。そして捏造入ってます。「オール怪獣」は本当にあったことになってます。整合性?しらね( -д-) 、ペッ
 
 それでもいいと思った心の広い方のみどうぞ。日本語おかしかったり漢字間違ってたら指摘して頂けるとありがたいです。







 僕はミニラ。ゴジラの息子。
 ミニラ、と父さんから呼ばれたことは一度もない。そもそも僕らの同種は僕らしかいなかったから名前というものを必要としなかった。僕の名前を初めて呼んだのは―――人間の子供、そう一郎という名前だった気がする。とにかく僕は一郎にミニラ、と呼ばれたことによってミニラという名前を持った。

 一郎が僕にガバラと立ち向かう勇気をくれてからどのくらい時間が経っただろう。一郎が教えてくれた月とか年とか(一郎は「暦」と言っていた)そういう概念を僕らは持たないからはっきりとしたことは分からないけれど、とにかくたくさんの朝が来て夜が来てまた朝が来た。一郎と遊んだ日々が遠い昔のように感じるほどに。

 そうして僕はとても強くなった。僕をいじめていたガバラにも勝てるようになったし、カマキラスやクモンガも僕の敵ではなくなった。最初はただ単純に嬉しかった。父さんの期待に応えられたことが。臆病で弱かった僕に強くあれと繰り返し言い続けていたのは、ほかならぬ父さんだったから。
 父さんはとても強かった。ガバラやクモンガ以上に強いキングギドラに勝ったし、戦車や戦闘機の攻撃だってへっちゃらで、人間たちや弱い怪獣たちは父さんを怪獣王ゴジラと呼んで恐れた。そんな父さんは僕の憧れであり目指すべき目標だった。

 その父さんも今はいない。あの日―――僕が初めて父さんとの稽古で父さんに勝った日を境に。
 僕はその日まで毎日のように父さんと特訓していた。初めてガバラにやり返したときは父さんも嬉しそうに褒めてくれたっけ。最初の内は教わるばかりだったけれど、そのうち父さんと取っ組み合いするようになった。初めは組みつくことすら出来なかった。長い尻尾で弾き返されたりフェイントされたり、身体全体でタックルされれば向こうの山まで吹っ飛んだ。それでも毎日毎日特訓して、尻尾の見切り方とか腰の入れ方とかを覚え、そしてついに父さんを背負い投げした。初めて、父さんに攻撃が通じた瞬間だった。父さんはゆっくり起き上がると僕の頭を撫でて

「よくやった」

 と褒めてくれた。その時の父さんの笑顔が、妙に寂しそうだったのを覚えている。夕日の逆光であまりよくは見えなかったけれど・・・・。そうしていつもの寝床に向かう父さんの背中が、なんだか小さくみえた。

 そして次の朝、父さんはいなくなった。

 僕は不安だったし寂しかったからあちこち探した。探している途中でカマキラスに出会ったけれど、尻尾で叩いたらすぐ動かなくなった。昔は、あの大きな鎌が恐ろしかったのに。島を全部さがしても父さんはどこにもいなかった。それでも諦めきれなくて島だけじゃなくて遠くの海まで探した。泳いでいる途中にエビラに遭った。最初は無視しようと思ったけどしつこく後を付いてくるから父さんに教えて貰った熱線を吐いたらどこかに逃げて行ってしまった。そうしてしばらく泳いでいて、それでも見つからなくて、たまたま見かけた島に上陸した。そうしたらモスラがやってきた。

「あなたのお父さんはここにはいません。そしてここはあなたのいるべき場所ではないのです」

 モスラはそう言うと僕の周りをひらひらと飛び回った。

「僕の父さんのことを知っているの?父さんはどこにいるの?」

「あなたはもうお父さんには会えません。王は同じ場所に1人しか存在出来ないのです。」

 僕の問いかけに、モスラは謎めいた答えを返す。僕は苛々した。僕はこんなに大変な思いをして探しているのに!モスラに向かって熱線を吐いたけど、モスラはひらりと躱して目の前の山の頂上に止まった。

「自ら姿を消したお父さんの優しさを理解しなさい。」

 そう言い残し、モスラは空の彼方へ行ってしまった。
 それでも僕は父さんを探し続けた。モスラに咎められたことで意地にもなっていた。何が何でも探し出そう。そして一緒に島へ帰るんだ。今まで行ったことも無いくらい遠くまで泳いで、目の前を人間が乗る船が横切っているのを見つけた。一郎と比べると随分小さかったけれど、紛れもなく人間だった。人間だったら父さんのこと何か知っているかもしれない。そう思って僕は船のほうに泳いで行った。そして声をかけようと思った。

 そしたら

「う、うわーーーーーー!!!ご、ゴジラだーーーーーーー!!!逃げろ!!!逃げろーーーー!!!!!」

 そう叫んで慌てふためく人間たち。僕は最初父さんが近くにいるのかと思ってきょろきょろとあたりを見回してみた。でもここには僕と人間たちが乗る船しかなかった。僕は人間たちに必死に呼びかけたけれど、僕の言葉は彼らには届かなかった。良く見てみると、人間たちは僕を指さして

「ゴジラだ」

 と叫んでいる。
 おかしいなあ。僕はミニラで、ゴジラは父さんの名前なのに。

 そして、ふと気が付く。

 豆粒のように小さな人間。届かない言葉。いつの間にか海底に足がついていること。
 どれもこれも当たり前すぎて気付けていなかった。

 海面を見る。僕の知ってる僕の姿はもうそこには無かった。そこには、父さんの姿があった。

 顔を上げて周りを見る。船はもう遠くに逃げてしまったらしい。ここには何もいない。僕以外は何も。


                                                           (完)
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● COMMENT ●

(´・ω・`)ノ

お邪魔します。
ゴジラぜんぜん知らないんだけどなんかコレ読んだら泣いた(´・ω・`)

Re:シンさん

呼んでくださってありがとうございまする(感涙)
実際にはミニラがヘドラ以降のゴジラに~説は公式ではないので、映画自体はあっけらかんと明るいものだったりします。でもなんかこう、人間に優しくなったゴジラさんをみると、いろいろあったのかなあ、なんて。


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Author:オティーク
初めまして。オティークと申します。

ボーダーのなりそこない系メンヘラ屑女です。
ついでにネット中毒

実は結婚してたり。
まあ、おんぶにだっこのごみくずですが・・・・orz

これだけでは何なので、もっさりと自己紹介でも

好きな食べ物・・・・・スープ系の食べ物が大好きです。tkスープ系なら何でも。あとはおつまみ系・お漬物・魚卵等々。麺類も好き。そして果物。

嫌いな食べ物・・・・あんま好き嫌いはしないけど、強いて言うなればしめさばみたいな酢のにおいがきつい奴かな・・・。めかぶは食感が嫌い。

好きな飲み物・・・紅茶(フレーバーティーとかって美味しいよね)・炭酸水

好きな生き物・・・・ぬこ!ぬこおおおおおおおお!11

趣味・・・・ネットサーフィン・読書・特撮・DVD鑑賞・タロット占い・ゲーム・寝ること・食べること(ピザ並感)

好きな本・・・・夢十夜、ドグラマグラ、レベル7、オジいサン、ルポ・ドキュメンタリー系 等々浅く狭く

好きな漫画・・・なるたる・ねじ式・寄生獣・むこうぶち・ASTRAY

好きな映画等・・・ヤン・シュバンクマイエル全般・ウルトラQ・初代ウルトラマン・ゴジラシリーズ全般

好きなゲーム・・・・大神・キラー7・キングダムハーツ・スカイリム・テトリス・WoT

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補足・・・どうしようもないゴミ屑です。構ってくれるときっとうれしいです。

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